今日も俺は1組っていうここから一番遠いクラスにいる愛しの君のことを考えて考えて考えすぎて頭がこんがらがってるところ。好きか嫌いかといわれたら、勿論大好き!って答えるけど、それを聞いてもはそっけなく「あっそ」っていうだけだしよ、俺って愛されてねーの。こんなに俺が恥をしのんで好き好きビームを発信してるのに全く持って無反応なんだよなぁ。未だに名前で呼んでくんねえし、つーか俺らは本当に付き合ってるのか?なーんて良く言われるくらいがあっさりしてるんだよな。
「田島、何してんの?」
「あーー!、今のこと考えてた!」
「うわ、ちょっとやめてよ!抱きつかないで、」
 愛しの愛しのがわざわざ俺の所に来てくれた嬉しさで頭が吹っ飛びそう!俺ってばすっげーお調子者!でもの顔見ただけでみーんな吹っ飛んじまったんだもん、これ本当。だって1組からここまでってすっげー遠いのに、わー!すげえ嬉しい!
「で、何!どうしたんだよ」
「はあ・・・数学の教科書、貸してたでしょ。次だから返してもらわないとって。」
「なんだーそれだけ?」
「あんたねー、何期待してんだか知らないけど、残念ながらこれだけよ」
 は俺の座っている椅子を無理やり動かし、勝手に机の中を漁りだす。梓は机から出てきたぐっちゃぐっちゃのプリントに顔を顰めた。あちゃー、整理しとくんだった。
「じゃあね、・・・・」
「?、なんか言った?」
「じゃあねっていっただけ。」
「いやそりゃ聞こえたけどその後が聞こえなかったからさ、もっかいいってよ」
「なんもいってないし。もう授業あるから行くね」
 あーあ、もう行っちゃうのかよ。折角来てくれたのにさー。
「あ!そうだ。なあ、、俺も1組まで行く!」
「は?な、んでよ」
「愛しの君に変な虫がつかないよーに!」
「変なこといわないでよ!べ、別にいいし・・・」
 そう言って、少し頬を赤らめて俯いちゃうところに、ちょっと愛を感じるんだよな!まったく、って最近流行りのつ、んでれ?って奴だから困っちゃうんだよな。でもそんなところがもう堪らなく可愛い一つーか・・・
ってパンダみたいだよな」
「ちょっとあんたさっきから頭可笑しいんじゃない?」
「いやさー、こう、抱きしめたくなるくらい可愛いっつーか、」
「はああああああああああああああああっ?!!」
「ん?それだとパンダより可愛いか?」
「あ、あんた眼科行ったほうが良いんじゃないの?!」
 は怒ってるのか恥ずかしがってるのか分からないくらい顔を真っ赤にさせて怒鳴ってくる。ほんとのことを言っただけなのによー。本当はさ、下の名前で呼びたいんだけど、って言うと恥ずかしいからヤメテ!って怒るから、せめてちゅーっていったら本気で殴るし。たしかにツンデレなのかもしれないけどよ、デレ期がいつまで経ってもこないんだよなー。
「・・・って、俺のことほんとーにすき?」
「・・・っ!!んなこと言わせないでよ、変態・・・」
 真っ赤になって目線を逸らす仕草が又可愛いなー、なんて和んじゃう俺はもう駄目だって泉が言ってたけど、そんなことないだろ。これは、結構ヤバイし。
「もう、そんなこと言ってる間に着いちゃったじゃない。」
 が逃げるように、俺の隣りから1組に駆け足で入っていった。そんなことやられるとついにこっちはムっとしちゃうわけで(あ、ムラっとじゃないよ)、ちょびっと意地悪したくなっちゃうんだよね。
「じゃあね!!ダイスキ」
 今度こそ本気で殴られるかもしれない。だってアレだけ嫌がってた名前を呼んで、恋人っぽいことしちゃったんだから。でもそのあとの壱仔のかんわいい恥ずかしがった顔が見れるなら俺幸せだもんね!
「、じゃあね、ゆういちろー」
 やっぱり君が一番可愛い。


「味気ないタルト」

           トッピングは彼女でお願いします。




080813 ツンデレの黄金比は9:1だって、誰かが言ってました。企画DolCeさん提出!遅くなってすみませんorz

[素敵小説提出ありがとうございました!! *Dolce/雛形]